直島へ行った
松山で温泉に浸かって今年の疲れを洗い流した翌日、高松(香川)へ移動し、高松港から高速船で直島へ向かった。
直島は瀬戸内海上に浮かぶ直島を中心とした直島諸島の島々だ。
中心の直島町は島がまるごとアートスペースになっていて、草間彌生氏のかぼちゃや安藤忠雄氏の建築が点在していることで世界中から注目されている。(実際に高速船の乗客の半数近くが外国人観光客だった)
直島へは高速船で約30分程度で到着できるのだが、途切れることのない大きな波揺れに乗車早々気分が悪くなってしまった。私と同様、青白い表情で俯いている乗客がちらほらいたようなので、高速船はスピードとトレードオフで乗客の体調を悪くするようだ。(しかし、妻は滅茶苦茶に元気で波揺れの度に歓声を上げて喜んでいた)
幸いにも宮浦港に到着して草間彌生の赤かぼちゃを発見したあたりで、気分を持ち直すことができた。
- 作者:草間 彌生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/03/28
- メディア: 文庫
宮浦港で電動自転車がレンタルできたので、何年ぶりかの自転車のペダルの感触を楽しみながら、直島町に点在するアート作品を見て回った。 (無料バスも走っているが、乗車時刻を気にしなくてはいけないので今回は見送った)
地中美術館やANDO MUSEUMなどを巡りながら安藤忠雄の作品や草間彌生の赤・黄かぼちゃのオブジェを堪能した。
地中美術館やANDO MUSEUM等は、作品の性質上、写真撮影が禁止されていたのでここでは紹介できないがどれも衝撃的な余韻を残してくれるものばかりで一見の価値は十分にあるだろう。
- 作者:安藤 忠雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/03/10
- メディア: 単行本
ちなみに帰りは高速船ではなくフェリーに乗車した。 フェリーは波揺れを微塵も感じさせないので全く気分が悪くならなかった。(その分速度は遅い)
フェリーは万人に優しく、そして必ずしもスピードは正義ではないということを心に強く刻んだ次第だ。