ジャーナリストはホリエモンの夢を見るか?
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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東芝、全役員の報酬50~10%返上 不適切会計問題で - 産経ニュース
東芝の2000億円近くに達する利益水増し(粉飾)をしていた問題について、ホリエモンの粉飾事件の報道と比較するとその各主要紙の論調がすごく控えめで少し驚いた。
というのも僕が確認した印象では主要紙での記述の中で「刑事事件への発展性」を示唆する記述がほとんど見当たらないのだ。(僕の観測範囲)
単純に記者が今回の問題を正確に把握できていないのか?もしくは媒体としてスポンサーを断罪することが憚られ緘口令的なものが敷かれているのか?
また、もう少し大きな枠組みで考えると、東証一部に上場していて、なおかつ日本を代表する大企業内で明らかな不正が行われていたとしてもそこへ本格的にメスを入れることで生じる影響の大きさを考慮した場合、各メディア的に及び腰になってしまうのだろうか。
いずれにしても、今回の「東芝不適切会計」問題を扱う姿勢は日本のジャーナリズムというものの本質を抉り出して僕らへ突きつけている。
東芝のこの問題が、今後、株主代表訴訟に発展していくというのは必然だと思われるので、各種メディアがそこでどういう反応をしていくのか、個人的に大変興味深い。
ジャーナリストの矜持に期待したい。