最近読んだ本
去年の暮れから年始にかけて読んだ本をリストアップ。 去年は映画ばかり観て本をあまり読まなかったので、今年はもう少し読書に重点を置きたいところ。
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/12/06
- メディア: Kindle版
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- 作者: 羽田圭介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 単行本
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- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/11/13
- メディア: 単行本
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人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: 新書
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- 作者: クリストファー・スタイナー
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: Kindle版
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- 作者: 相場英雄
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2015/12/03
- メディア: 文庫
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- 作者: 垣谷美雨
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: 文庫
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- 作者: 小堺桂悦郎,長倉顕太
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: Kindle版
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自分の中で際立っていたのは「ニュータウンは黄昏て」かな。 郊外に分譲団地を購入した家族の「こんなはずではなかった」的な悲哀と緩やかな絶望が丁寧に描かれている。 特にマンションの住人達で組成される理事会での不毛なやり取りは、独特なあの雰囲気を微に入り細にわたったレベルで描写していて驚いた。実際に僕自身が今住んでいるマンションの理事(賃借人でもやらなくてはいけない)を経験していることもあるから、余計に、この著者が綿密な取材を行っているのだなーということがうかがえた。
「大前研一の日本の論点」は世界における日本の現状を問題点を踏まえながら分かり易く解説し、その提起した問題に対する解決のアプローチを綺麗な論理構成で示している。読み終わると、ちょっとだけ視座が高くなったような気持ちになれる。
森博嗣の新書は「ふーん」っていう感じ。 確かに曖昧に物事を捉えて常に思考の余地を残しておくことは、有用と思う。 問題を具体化することで、物事を容易に把握するというのは誤った捉え方をしているという危険を常に孕んでいるのはその通り。 (確か、同じようなことをタレブがブラックスワンで散々語っていた気がする)