絶対に恋愛に発展しない男女の友情
マイ・インターンを観た
マイ・インターン ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2016/02/10
- メディア: Blu-ray
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齢70歳で老後の低刺激な生活から脱するため若者文化な会社(しかもEC)にシニア・インターンとして勤めることにしたベン(ロバート・デ・ニーロ)とファッションサイト会社の女CEOにして愛する旦那(主夫)と娘を持つバリキャリなジュールズ(アン・ハサウェイ)の心の交流を描いた心のビタミン120%補充必至なワーキング・ムービー。
絶対に恋愛に発展しない男女の友情を描くとなった時に、なるほどこういう組み合わせに至るのはもはや必然なのかなとさえ思える。
作中の設定上、接触頻度は旦那よりも高いはずだけど(ベンはジュールズの専属インターンで運転手までこなす)この二人の交流の中において「そういう雰囲気」は微塵も感じられないし、また、その状態について全くの不自然さを鑑賞者に抱かせない。
まるでバットマンでいうところの執事アルフレッドのようだね。本当、加藤茶もビックリ。
(蛇足感)
若者文化から真反対のポジションにいるはずのベンだが、周囲に対して全然押し付けがましくなくて素直に歩み寄っていこうとするのがとても良い。
(また、別に手放しに迎合しているわけでもないんだよね)
そして、そのベンの「人柄」の良さに会社の面々が感化され次第に一体感が強まっていく様子を見ていると幸福な気持ちに浸れる。あのデ・ニーロのくしゃくしゃの可愛い笑顔と前向きな姿勢で来られたらどんなに屈折した人も自然に心を開いてしまうのではないだろうか。 性質は違うけれど、「東のエデン」の滝沢君的な「そこにいるだけでチーム全体が良くなっていく」という存在としてベンは凄く丁寧に描かれていて、こういう人こそ会社の資産だよなーと思ったりした。
仕事で失敗して凹んだ時とか、疲れた時とかに見ると良いと思う。
- 作者: 神山健治
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/22
- メディア: 文庫
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