屍人荘の殺人 感想
屍人荘の殺人を読んだ。
- 作者: 今村昌弘
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2017/10/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (25件) を見る
冒頭、大学キャンパスの学生食堂で他愛の無い葉村と明智らによる推理合戦から、映画研究会の撮影夏合宿に参加・・・までは王道的なクローズドサークルミステリーを予感させる流れだったけれど、まさかの「展開」で未だかつて類を見ない新機軸なクローズドサークルミステリーを読ませてくれるとは思わなかった。いやいや度肝を抜かれた。
2018年版このミス1位(国内版)は伊達じゃないね。
まあ、剣崎比留子への調査報告に「それ」を匂わすようなワードが散見されていたので意識の端っこの方に「まさかね〜・・・」と薄っすら「それ」のイメージは持ってはいたけれどまさか本当にあの要素をぶち込んでくるとは思わなかった。
ほんと、脱帽モノ。