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東証Arrowsへ見学に行った

東京証券取引所の東証Arrowsへ見学に行った。

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東証Arrows(アローズ)は、投資家に対してリアルタイムに市場情報の提供を行い、また上場企業に対しては的確な情報開示をサポートする東京証券取引所内のスペースだ。 よくテレビの市況ニュースなどで電光掲示板上を株価が明滅しながら回転する部屋を目にすることがあるが、あれは東証の社員が市場監視を行う東証Arrowsのマーケットセンタールームである。 あまり知られていないことだが東証Arrowsの施設内は無料で見学することができる。しかもフラッシュを焚かなければ写真撮影も可能とのこと。

その日は日本橋に寄る用事があったのだけれど、折しもその前日の夜に何度目かのウルフ・オブ・ウォールストリートの鑑賞を終えたばかりで「自分はそのうち日本橋のウルフと呼ばれるくらいに株の方向でメキメキと頭角を現す気がするんだよね」という根拠の無いテンションに支配されていたことから、ちょっくら見学してみようじゃないかと用事を済ませた後に足を運んだ。

以下、施設内の写真。

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株価のティッカー。 半ば、これを見に来たと言っても過言ではない。

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市場を監視している人たちがちらほら。

日本経済の暗部に巣食うフィクサー達(仕手筋)の取引に目を光らせているらしい。

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施設愛には農業、商業、工業、交通・通信業を示す偶像が設えられていて、こちらは商業を示す像。強そう。 農業の像は上半身が裸の女性だったので写真を撮るのが憚られた。

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施設内はとても綺麗で、そして思っていたよりもずっと静かだった。 日本経済の中心地と言うフレーズがよく伴われる場所として有名だったので日々の市場におけるダイナミックな変動によって想起させられるような「騒然としたイメージ」を勝手に抱いていたが、実際は次々と執り行われていく市場の取引に対して精緻な監視が淡々と行われる、ある種の厳かさのようなものが充満した空間だった。

見学を終えた帰り道、とりあえずもう一回ウルフ・オブ・ウォールストリートを観ようと思った。

ちなみに、場内でアンケートに回答すると、粗品が貰える。

(何がもらえるかは秘密にしておこう)